非正規労働者めぐろくみこのブログ

非正規労働者が日々感じていることを書いたログです。

めでたさも 中くらいなり おらが春

明けましておめでとうございます。

こんな書き出しで始めてみたが、このブログを読んでいる人がいったい何人いるのか。
たまに管理画面を除いてみると、やはり非正規労働者でヒットして読む人が多いらしい。

おととし、去年とずっと貧乏だった。
貧乏は人を疲弊させるし、消耗させると思う。

「めでたさも中くらいなりおらが春」というのは小林一茶の句で、正月が来てもめでたいんだか、めでたくないんだか、よくわからない、という意味である。

Yahoo検索で調べると、「中くらい」は「あいまい。あやふや。いい加減。」となっている。
小林一茶の評伝は2冊読んだが、とにかくこの時代の人はいい加減なのか、それとも一茶そのものがこういう人だったのか、放浪の俳人、といえばかっこいいが、ほとんど物乞いをしながら俳句を作り、江戸に滞在し、最後に食い詰めて田舎に帰れば、実家を継いだはずの弟夫婦から自宅や田畑を奪い、継母と遺産相続で争うのである。
さらに何度も妻帯し、子供もできたが、結局子供は育たなかったが、一茶が死亡後、女の子がやっと生まれたそうである。

一茶は極貧のうちに多くの俳句を作った。
かなり前に読んだのでもう忘れてしまったが、今読めばかなり共感するところがあるだろうか。

いくらなんでも今の状態では、本当に食い詰めることになるので、今年は売り上げを取りに行く覚悟がないと、大変なことになる。

「めでたさも 中くらいなり おらが春」
今の私の心情にぴったりだが、今年は何とかしよう。