非正規労働者めぐろくみこのブログ

非正規労働者が日々感じていることを書いたログです。

雑記

とても久しぶりに書いています。 コロナ禍の中でも相変わらずのバイト生活。 起業してボチボチ低空飛行からなんとか離陸できそうな、出来なさそうな感じです。 コロナ禍の中でもバイトは他の人が時短になっているのに、私はコロナが流行るちょっと前にバイト…

非正規労働者の現場

夜勤で働いていた2人のベトナム人は勤怠が悪いのでクビにして、日本人を入れたが、結局その2人も辞めてしまった。それで新しく夜勤の人が入ってきた。 一人は土日専用で、もうひとりは徳井さんという男の人だった。 土日はなんとか定着して働いているらし…

外国人労働者

日勤のふぁんさんは、ベトナム人の27歳の女性で、お姉さんが関西の方に住んでいるそうだ。午前中は日本語学校に通い、午後は某宅配便の配送センターでバイトしている。そこに某国立大学に留学しているベトナム人がいて、その男子学生の紹介でこのバイト先…

人手不足

夜勤の後藤課長は、最近はほとんど顔を出さなくなったので、仕方なく辻次長がシフトなど人の管理をやることになった。 辻次長は50ちょっとでたぐらいの男性で、役職から見ても、在職年数が長く、この業界のこともよくわかっているのか、何を言われても淡々…

もう一人の正社員

夜勤の後藤課長は、最近はほとんど顔を出さなくなったので、仕方なく辻次長がシフトなど人の管理をやっている。 清掃の控え室のドアには夜勤の人の手書きのシフト表が張ってあるが、夜勤の契約は7人のところ、1月下旬はから今月頭まで、半分は6人で作業し…

正社員。

今の現場の仕事は、流通関係の店舗の清掃である。 流通大手、さらにこの店舗も大型店だ。 警備や保守関係は子会社になり、その子会社の下請けに私が契約している清掃会社が入っている。 そして、この店舗に派遣されて清掃をしているんである。清掃は、日勤は…

貧乏は気力、体力を奪う。

結局、もう2社面接が決まっていたが、先に面接に行ったところが面接を受けてすぐに採用になったので、そこに決めることにした。その清掃の現場は、某大手流通会社の大型店舗である。 と言っても、大手流通会社といえば、日本では数社しかないので、ちょっと…

なぜ賃金は上がらないのか。

景気は戦後3番目の好況を示しているらしいが、全く実感がわかない。清掃のバイトは、6月末で契約が終了してしまったので、仕方なく、また新しいバイトを探すことになった。 コールセンターの仕事は、派遣会社に登録して、試験を受け、その試験に受かってか…

新聞を読もう 「芸人式新聞の読み方 プチ鹿島

私は新聞を取っていない。 だから毎朝駅のスタンドやコンビニで新聞各紙の1面の記事をみて、どの新聞を買うか決めている。 買うのは大体東京新聞で、たまに朝日、毎日の順で、読売、産経はほとんど読まない。 図書館で新聞を読む時もある。プチ鹿島、という…

2020年になくなる会社

結局、今の現場は6月末でなくなることになった。先週の水曜日だったかに営業の田中さんがきて、元請けが切られたので、その下請けの私たち清掃会社も契約終了ということになった。最初、契約終了は8月末まで、というと、 秋本さんが感情的になって、 「そ…

人手不足のその後

このテナントビルは、最初から契約内容がコロコロ変わるので、人がどんどん辞めていく。 今、月曜から金曜まで一緒に仕事をしている秋本さんは、本社の経理部長の紹介で入った人だ。 作業は、私ともう1人の2人体制なのである。ところがここにきて、1階が…

ゆとり君

清掃会社のバイト先で、お昼休みに社員の人たちと話をしていた。テナントビルの責任者の矢代さんと、もう1人はゆとり君である。 ゆとり君は30代なかばだが、童顔なのか、そうは見えない。ゆとり君は、ゆとり世代と言われているセーネンだ。 そのゆとり世代と…

人手不足

今の清掃の現場は、去年の10月から働き始めている。 清掃は二人体制になっているが、常にもう一人が次々と辞めていくので、辞めるにやめられない状況になっていた。それでもやっと本社の経理部長の知り合いの女の人が来たので、これでやっと辞められる、と…

となりの宗教

バイト先の清掃の現場で、やっとアルバイトが見つかった。 本社の営業部員がずっと朝早くから清掃の仕事をしていたので、決まってホッとしているようだ。 バイトの人は本社の経理部長の知り合いで、秋本さんという女性だ。 50代ぐらいで、化粧けがまったく…

葛城事件

昨年、三浦友和の怪演と、後味の悪い救いようのない映画として評判になっていた、映画「葛城事件」をやっとDVDで観ることができた。監督は、赤堀雅秋で、劇団「THE SHAMPOO HAT]を主催している。 この映画は、最初舞台で上演され、話題になったそうだ。 それ…

プレミアムフライデー

「残業時間上限が100時間が妥当」とか経団連の会長が言っているが、一般の労働者のほとんどは「ふざけるな」と思っている。プレミアムフライデーとか言って、月末の金曜は3時に退社して消費を喚起させようというのが狙いらしいが、実際に本当に帰った人…

下り坂をそろそろと下る  平田オリザ

新年は、まとまった時間ができるだろうと思って、たしか反知性主義の本も買ってあったはずだが、実はぜんぜん読書の時間が取れなかった。 反知性主義の本どころか、去年夏頃買った本を今読んでいるありさま。平田オリザ著の「下り坂をそろそろと下る」(講談…

聲の形

お正月に、場末感漂う池袋の映画館で「聲の形」というアニメ映画を観た。 この映画は、「少年マガジン」に連載され、話題になった漫画である。 マンガ「聲の形」の作者は大今良時で、映画監督はを「けいおん!」などを手掛けた山田尚子である。 余談だが、今…

紅白歌合戦

毎年なんとなく見ている紅白。今回もきちんと全部見ているわけではないが、去年の紅白は散漫な印象だった。 ネットではグダグダ、とも酷評されている。ネットで見るスポーツ紙の記事を見ると酷評はせず、無難に書いているが、例年に比べるとあんまりいい出来…

清掃の現場・その後

サキタさんは結局、シルバー人材センターから連絡が来て、1000円で今の現場をやってほしいと言われたが、足が痛いので断り、11月末でやめていった。そのあと、新井さんという60代前半の主婦の女性が来た。 小柄だが横に広く、本当にどこでもいるようなごく普…

清掃の現場

新しいオフィスビルの清掃の現場は、1人現場ではなく、男女1人ずつ、2人で作業する現場である。 朝6時半から10時まで、3時間半だが、短時間の割には仕事量が多い。 最初に説明を受けた営業部員と実際の担当の営業部員が違っていたのだ。 それで、最初の契約…

日本の労働者は奴隷なのか。

私が派遣されている清掃会社は大手ではなく、実績がないので直接契約の現場が少なく、清掃業界特有の下請け、孫請けなどの現場の方が多い。 こういう清掃の現場は直接請けた会社がだいぶ金額を抜くので、下請け、孫請けが会社の利益分を引くと、結局私のよう…

なぜ賃金は上がらないのか。

月曜から金曜まで行っていたオフィスビルの清掃の仕事は10月末で終了した。実は8月ぐらいからこの仕事はそろそろやめようと思っていたのだ。 それで、登録していた派遣会社からオフィスワークの仕事の紹介がメールで来ていたので、エントリーしていた。 エン…

雀の涙ほどの収入でさえ、国や政府にかすめ盗られている。

毎週土曜日だけ行っているテナントビルの清掃に、新しい清掃の男の人が来た。 男性の矢代さんが責任者だが、新しく来た田岡さんもそのテナントビルの常勤の清掃員になるそうだ。 矢代さんが休んだ時は田岡さんが代わりになる。 小柄ではないがそんなに背は高…

努力しても報われない社会

堀江貴文が「日本人はみんなが嫌がるような仕事でも安い賃金で一生懸命仕事をしてしまうので、賃金が上がらない」とツィートしていた。 さらに、他の人のツィートで、過労死が減らず、賃金が上がらないのは、日本人が真面目で勤勉すぎるからで、「こんな仕事…

ふがいない僕は空を見た 窪美澄

窪美澄の代表作は2009年の「ミクマリ」で、女による女のためのR-18文学賞の大賞を受賞し、注目をあびた。この「ふがいない僕は空を見た」は、この「ミクマリ」から4つの連作からなる短編集だ。私はこの小説を2回読んでみた。2回読んでみると、最初はストー…

会社を辞めるということ。

相変わらず掃除のバイトをしているが、それが本業ではなくて、本当は起業しているんである。しかし、全然儲からないのでバイトをやめられないわけで。 その起業した仕事もいまだに細々と続けている。 一体この生活がいつまで続くのか、もう辞めてしまおうか…

辞めた理由

土曜日に週一で通っているテナントビルの清掃のバイトに、たしか5月頃新入社員が入ったと書いたが、やはり辞めてしまったそうだ。 22歳の青年というより、少年というような男の子だった。 色が白く小柄で痩せていて、作業服を腰パンで履いているので、パンツ…

アカガミ 窪美澄

少し前に書評で取り上げられ、話題になった窪美澄の「アカガミ」を読んだ。今、日本では少子高齢化が進み、適齢期の男女の晩婚化、非婚化、さらに出生率の低下が問題になっている。 安倍首相はこれからの時代は、一億総活躍時代で女性が輝く時代だという。 …

非正規と政治

参院選は自公連立政権が有利、とテレビや新聞は報じていたが、安倍政権の支持率が下がり始めている。しかし、私の周辺の人たちに聞いてみると、ほとんどの人は投票には行かないと言っている。テナントビルの掃除の現場で矢代さんは唯一の正社員の男だ。 50を…