非正規労働者めぐろくみこのブログ

非正規労働者が日々感じていることを書いたログです。

ボランティア

毎週土曜日、引き込もりの若者の就職支援のためのボランティアに行っていたが、辞めることにした。
別に何かトラブルがあるわけでもないが、自分自身がそのボランティアをする意義や意味が見出せなかったからだ。
自宅から2時間かかり、9時はじまりだったので、6時起きしないと間に合わないことや、さらに週に1日だけなので交通費もボランティアの時間も無償である、というのも大きい。
ボランティアというのは時間とお金のある人しかできないものなのか、私自身世間知らずなのでよくわからない。
私の行っていたボランティアは20代、30代の若者対象で、学校や仕事に行っていても、何らかの理由で通学や通勤が困難になり、引きこもりやニートになった若者をもう一度社会で働けるようにサポートする、というNPO法人だった。
このNPO法人でのことは書けないが、私自身の回りにもひきこもりの子供たちはすごく多い。
ある知り合いの女の人は、自分の息子のことを話すとき、半オクターブ声が上がる。
就職したが仕事がうまくいかなくなり、自宅に戻りネットでパソコンの部品を仕入れてそれを組み立ててネットで売っているという。月に4、5万にはなるらしいというが、どう考えてもそんなに儲かるとも思えない。
親はニートだというが、それはひきこもりだろうと思ったが、そんなことは面と向かっては言えない。
その友人に、「林真理子の『下流の宴』という本があって」というと、「私、林真理子が嫌いなの」と言われてしまった。
もう一人の知り合いは、せっかく大学まで出したのに、なぜか就職活動もせずに「1年間好きなことをしたい」と子供に言われたそうである。
言われた親の気持ちはどうだろうか。
私自身は結婚もしていないし、子供もいない。
この問題を私のような女があれこれ言ってはいけない
それこそ地雷を踏んでしまうことになる。
何かの掛け違いによって学校や仕事に行けなくなった子供たち、でも親がまだ元気で若くサポートしてくれる子供たちは幸せである。
20代、30代ならやり直しがきく。
私がやることではなかったかな、と思った次第。