非正規労働者めぐろくみこのブログ

非正規労働者が日々感じていることを書いたログです。

Yahooのビッグデータでは、自公圧勝は本当になった。

今回の選挙は自民党が圧勝すると、Yahooで報じていた。
残念ながら、その通りになってしまった。

それにしても、Yahooはどうやってこの結果を出したのか。

Yahooは、Yahooのサイトで「Yahoo検索」や「Yahoo!検索(リアルタイム)」を年代別構成に分け、「選挙」やそれに関連したワードを検索した人たちの分布を分析しているそうである。

さらに、これらの検索ビックデータからSNS投稿数を抽出し、データと選挙結果の関連性を調査。

対象となったのは、TwitterFacebookYahoo!のひとこと。

そこから、

・選挙関連ワードの検索者の年代構成
・政党名検索者の男女比率
・政党名検索者の年代比率

などがわかる。

前回の選挙から導き出され、92%の確率で当たっていたそうである。

本当に当たってる!!

恐ろしい。

投票日はもろもろの事情で、早朝6時に起きて、7時には投票場へ行った。

その日は投票を済ませてからジムの掃除のバイトに行き、その後予約した美容室に行った。

5時過ぎの予約で、美容師は今日は忙しくてとても投票にはいけないと言う。

「今回の投票はとても大事なんですよ。」と言っても苦笑いするだけである。

女性の美容師は、早朝から深夜まで仕事、仕事、仕事だそうだ。

20代、30代の人たちは大体こんなもんなのか。

仕事が忙しいと言って仕事を優先させるが、基本的には政治には関心がないのだ。

今回の選挙は最低の投票率で、52%しかなかった。
ほぼ二人に一人は棄権である。

もっと若い人が投票して、せめて投票率が70%ぐらいになれば、結果も少しは変わっただろう。
せめて自公が過半数割れしてくれたら、と思う。
安倍政権が続くと、非正規労働者貧困層の生活はさらに苦しくなる。
前回は廃案になった労働者派遣法改正が国会を通る可能性が出てくる。

廃案になった労働者派遣法は、、一般労働者が同じ職場では3年を超えて働く場合は正社員にさせるか、派遣先での直接雇用を促す。
さらに、今まで特定業種とされた26業種の派遣労働者は、3年越えても届出をすれば常用雇用されたものが、一般労働者と同じ雇用形態になり、上限3年雇用となる。
特定業種とされた労働者は、雇用が不安定になる。
その特定業種には推定30万人ともいわれるIT技術者も含まれる。

雇用主は、今まで常用雇用していた特定労働者も一般労働者と同じように、3年ごとに人を変えれば同じ仕事をずっと非正規労働者にやらせることが可能になる。
雇用主は正社員をなるべく減らし、非正規労働者を雇うようになるのではないかと言われている。
だから、一回非正規労働者として働くと、正社員になることがむずかしくなり、身分が固定化され、非正規労働者がさらに増えるのではないかと懸念されている。

安倍首相の言うアベノミクスは、まず経済を立て直す、ということに主眼を置いている。
それは、そういう政策を望んでいる大企業から政治資金をもらっているからだ。
一般の国民が望んでいるのは、経済を優先とした政策ではなく、国民生活を優先させる政策なのである。
アベノミクスによって、豊かな人はより豊かになっても、その恩恵で貧しい人にもおこぼれがいく、などというトリプルダウンはイギリスでも起こらなかったではないか。

非正規労働者や若者は、安倍政権がやろうとしていることがどういうことなのか、わかっているのだろうか。

どうせ選挙など行っても政治も世の中も変わらない、と思っているかもしれない。
しかし、今の政権が続くということは、若者の未来や非正規労働者の人権を踏みにじっているとしか思われない。